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音信
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おんしん
ふりがな文庫
“
音信
(
おんしん
)” の例文
東は富士河
漲
(
みなぎ
)
りて
流沙
(
りうさ
)
の浪に異ならず。かかる所なれば
訪
(
おとな
)
ふ人も
希
(
まれ
)
なるに、
加樣
(
かやう
)
に
度々
(
たび/\
)
音信
(
おんしん
)
せさせ給ふ事、不思議の中の不思議也。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
私の手紙には、早速返事があるに違ひないと思つてゐた。ところが二週間
經
(
た
)
つても何の
音信
(
おんしん
)
もないので私は驚いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
細君
(
さいくん
)
の
云
(
い
)
ふ
所
(
ところ
)
によると、
彼
(
かれ
)
は
郷里
(
きやうり
)
へ
歸
(
かへ
)
つてから
當日
(
たうじつ
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
、
一片
(
いつぺん
)
の
音信
(
おんしん
)
さへ
下宿
(
げしゆく
)
へは
出
(
だ
)
さなかつたのである。
宗助
(
そうすけ
)
は
案外
(
あんぐわい
)
な
思
(
おもひ
)
で
自分
(
じぶん
)
の
下宿
(
げしゆく
)
へ
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
た。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
爾來
(
じらい
)
數年
(
すねん
)
、
志村
(
しむら
)
は
故
(
ゆゑ
)
ありて
中學校
(
ちゆうがくかう
)
を
退
(
しりぞ
)
いて
村落
(
そんらく
)
に
歸
(
かへ
)
り、
自分
(
じぶん
)
は
國
(
くに
)
を
去
(
さ
)
つて
東京
(
とうきやう
)
に
遊學
(
いうがく
)
することゝなり、いつしか
二人
(
ふたり
)
の
間
(
あひだ
)
には
音信
(
おんしん
)
もなくなつて、
忽
(
たちま
)
ち又四五年
經
(
た
)
つてしまつた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“音信”の意味
《名詞》
音信(おんしん、いんしん)
便り。
電報の文字数の単位。最初の10文字が1音信で、その後は5文字で1音信。
(出典:Wiktionary)
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
“音信”で始まる語句
音信不通
音信物