音信おとない)” の例文
ふすまそっと身を寄せたが、うかつに出らるるすうでなし、ことばをかけらるる分でないから、そのまま呼吸いきを殺してたたずむと、ややあって、はらはらときぬ音信おとない
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)