“さかろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逆櫓62.5%
12.5%
12.5%
逆艪12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実はこれは例の屋島攻めの際、摂津国渡辺の浜で起った梶原景時との逆櫓さかろ論争が、大きな役割を果していた。
孔生は朝廷から差遣さけんせられて地方を巡察する直指ちょくしさかろうたがために官をめさせられたが、いろいろのことに妨げられてかえることができなかった。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
あの若いのもおぬしのように、おのが好色心すきごころに目が眩んでの、この婆につからせられた婆娑羅ばさらの大神にさかろうたてや。されば立ち所に神罰を蒙って、瞬く暇に身を
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
少なくとも落車にまさること万々なりといえども、悲夫逆艪さかろの用意いまだ調ととのわざる今日の時勢なれば、エー仕方がない思い切って落車にしろ、と両車の間に堂と落つ
自転車日記 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)