“不定”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじょう58.3%
ふぢやう25.0%
ふてい8.3%
ふきまり8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将来のお世話は命も不定ふじょうのものですし、私も生き抜く自信の少ないものですが、そうお話を承った以上は決して忘れることはありません。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ゆるしけり忠相ぬし忠兵衞に打向ひ小西屋長左衞門代人忠兵衞其方事主人しゆじんの申し附とは言ながら出所しゆつしよ不定ふぢやう醫師いしの言葉をしん結納ゆひなふ取交とりかはし迄すみたる婚姻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さうして、もしこの冒險ばうけん成功せいこうすれば、いま不安ふあん不定ふてい弱々よわ/\しい自分じぶんすくこと出來できはしまいかと、果敢はかないのぞみいだいたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
(〔麦の収穫の時には一人前麦一斗ずつ支給せられる。〕)それはごく不定ふきまりですが、とにかく年に十円位の収入があるです。其金それをもらうために壮士坊主がその試験に応ずることが沢山ございます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)