“其金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのかね57.1%
それ42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明て見るに其金そのかねなければさて盜賊たうぞくわざに違なし然れ共其金の在所あるところを知る人はなき筈なり夫ともたれ金子きんす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其金そのかね内地ないち金貨きんくわもつ支拂しはらつたのではない、したがつ内地ないち通貨つうくわらぬのであるが、しかしながら金解禁きんかいきんが一ぐわつ十一にち出來できのちには、以前いぜんとはまつたちがつた現象げんしやうるのは
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
で間島さんは特に発起ほっきされて私のために幾分の寄贈金を集めてくれた。其金それが四百五十三ルピーばかりありました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
もとより家尻を切って取った八百両の内の金子かねだと云うから、いず其金それを呉れた奴が有るんだろうが、其奴そいつが出さえすればいんだが、お調べが容易に届けばいが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)