ながら)” の例文
ゆるしけり忠相ぬし忠兵衞に打向ひ小西屋長左衞門代人忠兵衞其方事主人しゆじんの申し附とは言ながら出所しゆつしよ不定ふぢやう醫師いしの言葉をしん結納ゆひなふ取交とりかはし迄すみたる婚姻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それを待っていた飛行艇、旋回しながらその傍へ着水した。
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
御連おつれ申ただけもつけの幸ひあんじるよりうむが安いとは此事なるべしと道々みち/\はなながら馬喰町ばくろちやうへぞかへりける是より長兵衞長八は相談さうだんして大橋文右衞門の一件を證人しようにんになりて訴へ出んと願書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つき嗚呼あゝむかし神田に居る時は我が家がかくにぎはしかりしが世が世なればとてわづかの間に此樣に零落おちぶれるも前世よりの約束事成べし夫に付ても此の家に縁付えんづきしお粂殿是程の身代しんだいに在ながら一人の母さまの貧苦ひんく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)