“護謨園”の読み方と例文
読み方割合
ゴムえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
箱車を押す半裸体の馬来人マレイじん檳榔子びんろうじの実をんでいて、血の色のつばをちゅっちゅと枕木に吐いた。護謨園ゴムえんの事務所に着いた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ラシイヌの一行を待ち構えながら滞在していたボルネオの首府の、サンダカンから自動車を走らせ、ラシイヌ達が避難しているここクック村の護謨園ゴムえんへ、たった今到着いたところであった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その晩、私たちをホテルまで送って来た社長は帰り際に「そうだ、護謨園ゴムえんの生活を是非見て貰わなくちゃ、——一晩泊りの用意をしといて下さい」
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)