“安下宿”の読み方と例文
読み方割合
やすげしゆく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしりあひに、御旅館ごりよくわんとは表看板おもてかんばんじつ安下宿やすげしゆくるのがあるが、あきのながあめ、陽氣やうきわるし、いやな病氣びやうき流行はやるとふのに、ぜん小鰯こいわしいたのや、なまのまゝの豆府とうふをつける。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
驚破すは秋草あきぐさに、あやかしのついてさふらふぞ、と身構みがまへしたるほどこそあれ、安下宿やすげしゆくむすめ書生しよせいとして、出來合できあひらしき夫婦ふうふきたりしが、當歳たうさいばかりの嬰兒あかんぼを、をとこが、小手こてのやうにしろシヤツをよろへる
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
安下宿やすげしゆくさい一品ひとしなにぶつかると
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)