“御旅館”の読み方と例文
読み方割合
ごりよくわん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしりあひに、御旅館ごりよくわんとは表看板おもてかんばんじつ安下宿やすげしゆくるのがあるが、あきのながあめ、陽氣やうきわるし、いやな病氣びやうき流行はやるとふのに、ぜん小鰯こいわしいたのや、なまのまゝの豆府とうふをつける。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
拜見仕つるに徳川天一坊樣御旅館ごりよくわんとの御表札ごへうさつあり又御玄關おげんくわんには葵御紋あふひごもん御幕おんまく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御旅館ごりよくわんへ張せられ町家まちやには御旅宿ごりよしゆく相成候やあまつさへ御苗字ごめうじの表札をたてさせ給ふ事不審ふしんに存じ奉る此段うかゞひ申さん爲今日御招おんまねき申したり御身分のあきらかに仰聞おほせきかせられたしとぞ相述あひのべらる時に天一坊言葉ことば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)