“角柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくばしら61.5%
すみばしら30.8%
かくちゅう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
植原やかたの大広間、信雄信孝等の正面近く、角柱かくばしらにもたれて居るのは勝家である。勝家の甥三人も柱の近くに坐した。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
崖の山藤が這い伸びて、欄の角柱すみばしらからひさしに花のすだれを見せ、そのつよい匂いに飽いた蜂が、時折、母子ふたりの机をおびやかした。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
味方の砲弾たまでやられなければ、勝負のつかないようなはげしいいくさ苛過つらすぎると思いながら、天辺てっぺんまでのぼった。そこには道標どうひょうに似た御影みかげ角柱かくちゅうが立っていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)