“すみばしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角柱57.1%
隅柱42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みると周馬の左の手が、いつのまにか、部屋の角柱すみばしらに伸びていて、そこにあるかぎのようなものへ指をかけている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女は、角柱すみばしらへ立ってゆく。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武蔵だけは、依然として、隅柱すみばしらを負っていた。つい無口になる。怏々おうおうとして楽しまないものが胸を占めてれないのだ。勝つとは限らない、撃ち殺されるかも知れない。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)