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隅柱
ふりがな文庫
“隅柱”の読み方と例文
読み方
割合
すみばしら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すみばしら
(逆引き)
と渋沢は、薬師如来の
内陣
(
ないじん
)
が見える本堂の
隅柱
(
すみばしら
)
に
倚
(
よ
)
りかかった。春さきの
陽
(
ひ
)
が、露八の背と渋沢の横顔へ、波紋のように明るく
射
(
さ
)
した。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして
謂
(
い
)
うところの鈴の綱は、廊の
隅柱
(
すみばしら
)
から
校書殿
(
きょうしょでん
)
の後ろのほうへ張られてあり、主上の
御座
(
ぎょざ
)
で
蔵人
(
くろうど
)
らを召されるときそれを引き、鈴が鳴る。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武蔵だけは、依然として、
隅柱
(
すみばしら
)
を負っていた。つい無口になる。
怏々
(
おうおう
)
として楽しまないものが胸を占めて
霽
(
は
)
れないのだ。勝つとは限らない、撃ち殺されるかも知れない。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
隅柱(すみばしら)の例文をもっと
(3作品)
見る
隅
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
柱
常用漢字
小3
部首:⽊
9画
“隅”で始まる語句
隅
隅々
隅田川
隅田
隅隅
隅田堤
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