“道標”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちしるべ75.0%
だうへう10.0%
しめ5.0%
どうひょう5.0%
みちしる5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王朝時代の大泥棒、明神太郎から今日まで、二百人に及ぶ泥棒の系図、それから不思議な暗号文字やみことば——道標みちしるべ、畑の中、お日様は西だ。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と大きな道標みちしるべを横に睨まえ、もうこれ、ともかく五十七里も来たかなとつぶやきながら、善光寺の境内けいだいへはいって行く。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
先の男は、横道へはいると、かついでいたふくろのような物を、重そうに、道標みちしるべの下におろして、石の文字を読んでいた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
午後三時にムア・ハウスを出て、四時を少し過ぎたときには私はウ※トクロスの道標みちしるべの下に立つて、遠いソーンフィールドへ私を運んでくれる馬車の到着を待つてゐた。
印象主義の勝利は多難であったにしても、彼はこうして、近代音楽の上に、ベートーヴェン以来、最も大きなエポックを作り、次の時代への大きな道標みちしるべとなったのであった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
萩寺はぎでらの先にある電柱(?)は「亀井戸かめゐど天神てんじん近道」といふペンキ塗りの道標だうへうを示してゐた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この裏山の道標だうへう
短歌集 日まはり (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
この道標しめはいざなひ還さむ
わがひとに与ふる哀歌 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
そこには道標どうひょうに似た御影みかげ角柱かくちゅうが立っていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
だが道標みちしるべの灯は、どこにもない、總てはたゞ朦朧としてゐるだけだ。