“道標”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちしるべ75.0%
だうへう10.0%
しめ5.0%
どうひょう5.0%
みちしる5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてここに道標みちしるべがある。そうしてここは畑の中だ。それにお日様も傾いてあんなに西に沈んでいる。道標の影もうつっている。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
萩寺はぎでらの先にある電柱(?)は「亀井戸かめゐど天神てんじん近道」といふペンキ塗りの道標だうへうを示してゐた。僕等はその横町よこちやうまがり、待合まちあひやカフエの軒を並べた、狭苦しい往来わうらいを歩いて行つた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この道標しめはいざなひ還さむ
わがひとに与ふる哀歌 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
味方の砲弾たまでやられなければ、勝負のつかないようなはげしいいくさ苛過つらすぎると思いながら、天辺てっぺんまでのぼった。そこには道標どうひょうに似た御影みかげ角柱かくちゅうが立っていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
門を潜つて灌木の中を通つて行くと、家の黒色影像シルエットが眼の前に浮び上つた。黒く低く、そしてどつちかと云へば長い家だ。だが道標みちしるべの灯は、どこにもない、總てはたゞ朦朧としてゐるだけだ。