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柱
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ばしら
ふりがな文庫
“
柱
(
ばしら
)” の例文
逃げ、逃げて、治良右衛門は、場内一隅の小高き丘の上、大軽気球の繋留所へとかけ上り、繋留
柱
(
ばしら
)
の前にスックと立った。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
と
井楼
(
せいろう
)
の
梯子
(
はしご
)
を
登
(
のぼ
)
ってみると、そこにも、眼を光らしていなければならないはずの
見張役
(
みはりやく
)
が、やぐら
柱
(
ばしら
)
の根もとに、
爪
(
つめ
)
を立ったまま、
息
(
いき
)
が
絶
(
た
)
えていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
祭神は
大国魂命
(
おおくにたまのみこと
)
、
大己貴命
(
おおなむちのみこと
)
、
少彦名命
(
すくなひこなのみこと
)
の三
柱
(
ばしら
)
だ。神殿の前に立つと、私たちは皆濡れしずくの麦稈帽を
脱
(
と
)
った。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
ずうっと
積
(
つ
)
まれた黒い
枕木
(
まくらぎ
)
の向こうに、あの
立派
(
りっぱ
)
な
本線
(
ほんせん
)
のシグナル
柱
(
ばしら
)
が、今はるかの南から、かがやく白けむりをあげてやって来る
列車
(
れっしゃ
)
を
迎
(
むか
)
えるために、その上の
硬
(
かた
)
い
腕
(
うで
)
を下げたところでした。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
と
竹童
(
ちくどう
)
は、やぐら
柱
(
ばしら
)
にすがって
伸
(
の
)
びあがっている
咲耶子
(
さくやこ
)
のかげを下からあおいでいった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その間に
本線
(
ほんせん
)
のシグナル
柱
(
ばしら
)
が、そっと西風にたのんでこう
言
(
い
)
いました。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“柱”の解説
柱(はしら)は、材を垂直に立てて建築物の支え(ささえ)としたもの。
柱は建築物の構成要素となるほか、電柱や御柱など、それ自身が構築物(内部空間がないので建築物ではない)となっていることもある。
(出典:Wikipedia)
柱
常用漢字
小3
部首:⽊
9画
“柱”を含む語句
円柱
氷柱
支柱
磔柱
帆柱
脊柱
柱頭
柱石
柱列
電柱
角柱
人柱
水柱
門柱
一柱
標柱
柱廊
床柱
琴柱
火柱
...