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佐吉
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さきち
ふりがな文庫
“
佐吉
(
さきち
)” の例文
佐吉
(
さきち
)
は、そのそばに
駈
(
か
)
け
寄
(
よ
)
ってみますと、かごの
中
(
なか
)
には、
名
(
な
)
も
知
(
し
)
らないような
小鳥
(
ことり
)
がはいっていて、それがいい
声
(
ごえ
)
でないていました。
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
変死に違いありませんから、お役人方や親分さんの見えるまで、手を付けちゃならないと申しましたが、
支配人
(
ばんとう
)
の
佐吉
(
さきち
)
が聴き入れません。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
玄関わきの、もとの用人部屋には、
佐吉
(
さきち
)
と
国平
(
くにへい
)
と
滝蔵
(
たきぞう
)
という、三人の男衆が、勝手な
恰好
(
かっこう
)
で寝そべって、むだばなしをしていた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
此間
(
こないだ
)
も
佐吉
(
さきち
)
の野郎が水を汲んで喧嘩をしやした、恰でお筆さんは手を
下
(
おろ
)
す事もないが、佐吉の野郎が
助倍
(
すけべい
)
な奴で
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこでとうとう、
道化役
(
どうけやく
)
の
佐吉
(
さきち
)
さんが、クロにかわって、舞台に出ることにしました。そのとき、だれかが
正坊とクロ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
「
佐吉
(
さきち
)
と申します」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どこで、このおじいさんを
見
(
み
)
たろう。」と、
佐吉
(
さきち
)
は
考
(
かんが
)
えながら、
星
(
ほし
)
を
見上
(
みあ
)
げていますと、さまざまの
幻
(
まぼろし
)
が
目
(
め
)
に
映
(
うつ
)
ってくるのでありました。
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつも正坊やクロといっしょに出て、喜劇をする
道化役
(
どうけやく
)
の
佐吉
(
さきち
)
さんが、一座からぬけて、にげ出してしまったので、そのかわりを、ふとった団長がつとめることになりました。
正坊とクロ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
町内の御用聞、
佐吉
(
さきち
)
が駆け付けたのは、それからまた一刻も経った後のことです。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
佐吉
(
さきち
)
や、お
酒
(
さけ
)
を
買
(
か
)
ってきてくれ。」と、お
父
(
とう
)
さんにいわれると、
佐吉
(
さきち
)
は
町
(
まち
)
まで
酒
(
さけ
)
を
買
(
か
)
いにいかなければなりませんでした。
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
佐
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“佐吉”で始まる語句
佐吉爺