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『狂女と犬』
ふりがな文庫
『
狂女と犬
(
きょうじょといぬ
)
』
京都の高等学校に居た頃、——それはたしか明治四十一年だったと思うが——私は、冬休みに、京都から郷里の名古屋まで、名所見物を兼ねて、徒歩で帰ろうと思い立った。汽車ならば五時間、悪七兵衛景清ならば十時間かからぬくらいの道程を五日の予定で突破?し …
著者
小酒井不木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「大衆文芸」1926(大正15)年7月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
宛
(
あた
)
這
(
はい
)
肉片
(
にくぎれ
)
笑
(
えみ
)
私
(
わし
)
或
(
あるい
)
跣足
(
すあし
)
考
(
かんがえ
)
後産
(
のちざん
)
怨恨
(
うらみ
)
大
(
おおい
)
恰
(
あだか
)
名
(
なづ
)
住
(
すま
)
為
(
ため
)
潔
(
いさぎよ
)
癩病
(
らいびょう
)
異嗜
(
いし
)
獰悪
(
どうあく
)
狼藉
(
ろうぜき
)
狐狸
(
こり
)
爾来
(
じらい
)
然
(
しか
)
笙
(
しょう
)
横
(
よこた
)
角
(
かく
)
頻
(
しき
)
頗
(
すこぶ
)
頂
(
いただき
)
雇人
(
やといにん
)
鄙
(
ひな
)
遮
(
さえぎ
)
達磨
(
だるま
)
道程
(
みちのり
)
而
(
しか
)
蠅
(
はえ
)
蝶
(
ちょう
)
藁葺
(
わらぶき
)
蓆
(
むしろ
)
若
(
も
)
胤
(
たね
)
胡麻
(
ごま
)
聊
(
いささ
)
啜
(
すす
)
妾
(
めかけ
)
如何
(
いか
)
奪
(
と
)
夥
(
おびただ
)
夜
(
よ
)
塵
(
ちり
)
嘔
(
は
)
喋舌
(
しゃべ
)
居
(
お
)
其処
(
そこ
)
其
(
その
)
兎
(
と
)
先刻
(
さっき
)
何処
(
どこ
)
以来
(
このかた
)
了
(
しま
)
乍
(
なが
)
悪漢
(
わるもの
)
此
(
この
)
樵夫
(
きこり
)
横絵
(
よこえ
)
一寸
(
ちょっと
)
検
(
しら
)
扨措
(
さてお
)
打
(
ぶ
)
所謂
(
いわゆる
)
漸次
(
ぜんじ
)
怪訝
(
けげん
)
従
(
つ
)
往来
(
ゆきき
)
彼此
(
かれこれ
)
彼是
(
かれこれ
)
庫裏
(
くり
)
屡々
(
しばしば
)