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金蒔繪
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きんまきゑ
ふりがな文庫
“
金蒔繪
(
きんまきゑ
)” の例文
新字:
金蒔絵
お妙を殺したのは、この三十郎に間違ひもありません。その證據は楊弓の矢には
金蒔繪
(
きんまきゑ
)
で一々私の名が『岡三』と描いてあります。さア、この私を、——私を縛つて下さい
銭形平次捕物控:315 毒矢
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
こゝに
一夜
(
いちや
)
あけの
春
(
はる
)
、
女中頭
(
ぢよちうがしら
)
のおぬひ?さん(
此
(
こ
)
の
姐
(
ねえ
)
さんの
名
(
な
)
未
(
いま
)
だ
審
(
つまびらか
)
ならず、
大方
(
おほかた
)
然
(
さ
)
うだらうと
思
(
おも
)
ふ。)
朱塗
(
しゆぬり
)
金蒔繪
(
きんまきゑ
)
三組
(
みつぐみ
)
の
杯
(
さかづき
)
に
飾
(
かざり
)
つきの
銚子
(
てうし
)
を
添
(
そ
)
へ、
喰摘
(
くひつみ
)
の
膳
(
ぜん
)
を
目
(
め
)
八分
(
はちぶ
)
に
捧
(
さゝ
)
げて
出
(
い
)
で
來
(
きた
)
る。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
紐
(
ひも
)
の色、
高蒔繪
(
たかまきゑ
)
、いくらか似ては居りますが、よく/\見ると、まるつ切り違つた品で、
金蒔繪
(
きんまきゑ
)
で散らした紋も、鷹の羽が何時の間にやら
抱茗荷
(
だきめうが
)
になつて、嚴重にした筈の封印もありません。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いや、此處へ來てから一刻近くなるんだ、その間に滲み出したのだよ。座布團は厚いし、駕籠はガタガタの辻駕籠ぢやない。念入りに拵へた
金蒔繪
(
きんまきゑ
)
の
代物
(
しろもの
)
だ、少しくらゐの血は
滴
(
た
)
れる氣遣ひはない」
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
蒔
漢検準1級
部首:⾋
13画
繪
部首:⽷
19画
“金蒔”で始まる語句
金蒔絵