“鋲打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょううち57.1%
びやううち28.6%
びょうう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうでしょう、ひとつあっしと一しょにリベット(鋲打びょううち)の方へでも、ためしにお使いんなっては頂けねえでしょうか
秋空晴れて (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
船体の最も狭苦しい所へ入つて鋲打びやううちのあてばんをさゝれる苦しさ、さうした作業上の忍苦は、国で継母や父に冷遇される時の辛抱の幾層倍であつたらう。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
そのかげに身をひそめた左膳が、近づく駕籠を半暗はんあんにすかして見ると——蝋色ろういろ鋲打びょううちの身分ある女乗物。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)