“半暗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんあん80.0%
はんやみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行燈あんどんが一つ、あがばたに置いてあるだけで、そこらはうす暗い。その半暗はんあんを乱して、パッ、奥の廊下を渡って来た風のような人影がある。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
部屋の中から射すあかりで、そこらはぼうッと明るく、廊下の先は、夏の夜ながらうそ寒い半暗はんあんに沈んでいるのだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
上は明るい海底と人魚の乱舞、下は、ぽうっと月夜の森のような半暗はんやみの凝結だ。