“実世間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じっせけん50.0%
じつせけん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たい、己のように実世間じっせけんからかけ離れた空想に生きて居る者が、物質に対する旺盛な慾望を感ずるのは、いかにも道理に合わないようである。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
しかし、やがて僧正谷そうじょうがたにから実世間じつせけんのなかへもまれだしてみて、はじめて、人間には両親ふたおやのあることを知った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)