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那処
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いずく
ふりがな文庫
“
那処
(
いずく
)” の例文
旧字:
那處
神酒をいただきつつ、酒食のたぐいを
那処
(
いずく
)
より得るぞと問うに、酒は
此山
(
ここ
)
にて
醸
(
かも
)
せどその他は皆山の下より上すという。人馬の
費
(
ついえ
)
も少きことにはあらざるべきに盛なることなり。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
筒袖の
単衣
(
ひとえ
)
着て
藁草履
(
わらぞうり
)
穿
(
は
)
きたる農民の
婦
(
おんな
)
とおぼしきが、鎌を手にせしまま
那処
(
いずく
)
よりか知らず我らが前に現れ出でければ、そぞろに
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
の朱貴が酒亭も思い合わされて打笑まれぬ。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
事
露
(
あら
)
はれて国法に
背
(
そむ
)
きたる罪を問はれなばそれまでなりと、深く地を掘りて密室をその
中
(
うち
)
に造り設け、
表面
(
うわべ
)
は
那処
(
いずく
)
へか棄てたるやうにもてなして父をば
其室
(
そこ
)
に忍ばせ置き、なほ孝養を尽しける。
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“那”で始まる語句
那
那麽
那辺
那珂
那智
那須野
那覇
那様
那方
那須