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那処
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あそこ
ふりがな文庫
“
那処
(
あそこ
)” の例文
旧字:
那處
そして最後に宇治の螢を引張り出して、「
那処
(
あそこ
)
の螢は大きいね。さやうさ、雀よりももつと大きかつたかな。何しろ
源
(
げん
)
三
位
(
み
)
頼政の亡魂だといふんだからな。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『モ
少許
(
すこし
)
真摯
(
まじめ
)
に考へて見ませう……若し
那
(
あ
)
の際、
那処
(
あそこ
)
に居たのが貴女でなくて別の人だつたらですね、僕は同じ
行動
(
こと
)
を
行
(
や
)
るにしても、モツト違つた心持で
行
(
や
)
つたに違ひない。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「会堂が
那処
(
あそこ
)
に建つ!」と、
屹
(
きつ
)
と西山の
嶺
(
いただき
)
に瞳を据ゑる。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
醍醐
(
だいご
)
を捜したかな、
那処
(
あそこ
)
に居るかも知れんぞ。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“那”で始まる語句
那
那麽
那辺
那珂
那智
那須野
那覇
那様
那方
那須