“あきつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蜻蛉86.7%
秋津13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歳月としつきは かなしきかなや うるはしの み子らほろびて 蜻蛉あきつながるる
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
蕗の葉に薄翅うすば蜻蛉あきつ匍ひいでて日の照らしふかし夏はらしも
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
此歌と一しょにある一首は、「滝の上の三船みふねの山ゆ秋津あきつべに来鳴きわたるはたれ喚子鳥よぶこどり」(巻九・一七一三)というのだが、これも相当な作で、恐らく藤原宮時代のものであろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
四ときほど門司にとどまる我船に歌びと秋津あきつ三池より来る