“秋津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきつ66.7%
トンボ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此歌と一しょにある一首は、「滝の上の三船みふねの山ゆ秋津あきつべに来鳴きわたるはたれ喚子鳥よぶこどり」(巻九・一七一三)というのだが、これも相当な作で、恐らく藤原宮時代のものであろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
四ときほど門司にとどまる我船に歌びと秋津あきつ三池より来る
彼女は此の頃、道を歩いてゐて秋津トンボが自分の近くに飛んで来ると、それが親戚の人か何かのやうに思はれるのだつた。………
蜻蛉:――飜弄さる (新字旧仮名) / 中原中也(著)