“しんめんぼく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真面目89.5%
新面目5.3%
眞面目5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また女の作家がこういう態度で物を書けば、几帳きちょうを撤して女の真面目しんめんぼくを出すのですから、女の美も醜もく男の方に解る事になりましょう。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
今まで世間から存在を認められなかった主人が急に一個の新面目しんめんぼくを施こしたのも、全く吾輩の御蔭だと思えばこのくらいの眼付は至当だろうと考える。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかし壽阿彌の生活の全體、特にその僧侶そうりよとしての生活が、たゞに滑稽のみでなかつたことは、活きた典據に由つて證せられる。少時の刀自の目に映じた壽阿彌は眞面目しんめんぼくの僧侶である。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)