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なりゆく
ふりがな文庫
“なりゆく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
成行
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成行
(逆引き)
天下動乱の色
顕
(
あら
)
はる。いかゞ
成行
(
なりゆく
)
べき
哉
(
や
)
らん。心ぼそきものなり。神慮にまかせて、
明暮
(
あけくれ
)
するまで也。
無端事
(
はしなきこと
)
。無端事。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見て
扨々
(
さて/\
)
誠
(
まこと
)
に以て御
芳志
(
はうし
)
の段有難き仕合なり然れども此度の
災難
(
さいなん
)
かく
成行
(
なりゆく
)
も
宿世
(
しゆくせ
)
の
業因
(
ごふいん
)
なれば誰を
恨
(
うら
)
み彼を恨みんとは存じ申さず
煙草
(
たばこ
)
入を落せしことが我が
誤
(
あやま
)
りなり
斯
(
かゝ
)
る大金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
汝はさても好運の奴かな、但し一命を助くる代りに、暫く死人の態を装ひ此の場に於て首の真似を致し候へ、さあらば殺すに及ばざることなりと
被仰
(
おほせらる
)
れば、こは又いかに
成行
(
なりゆく
)
ぞと驚き
呆
(
あき
)
れ候間に
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
中央の知識人でさえ「——いかゞ
成行
(
なりゆく
)
べき
哉
(
や
)
らん」と
観
(
み
)
たほどの
脅
(
おび
)
えを抱いたのであるから、地方民の心には、もっと
恟々
(
きょうきょう
)
としたものがあったであろう。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
出せとの事なるが
若
(
もし
)
遣
(
やら
)
ずに置けば大變な
騷動
(
さうどう
)
に
成行
(
なりゆく
)
ゆゑ早々
去状
(
さりじやう
)
を
御書
(
おかき
)
なされと申すに五郎藏は甚だ不承知なる
面
(
かほ
)
にて
返詞
(
へんじ
)
もせざれば久兵衞は
種々
(
いろ/\
)
に
説勸
(
ときすゝ
)
むると雖も五郎藏は却て
腹
(
はら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
扨又番頭久兵衞は今日文右衞門の一件にて五兵衞始め一
同
(
どう
)
呼出
(
よびいだ
)
されしゆゑ
流石
(
さすが
)
の
惡黨
(
あくたう
)
も
如何
(
いかゞ
)
成行
(
なりゆく
)
やと
竊
(
ひそ
)
かに心配なし居たる折柄
※
(
はか
)
らず後藤半四郎入り來り
退引
(
のつぴき
)
させずお秀の離縁状は
取
(
とら
)
れる事になりしかば若旦那五郎藏歸り來らば早々離縁状を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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