“行成風”の読み方と例文
読み方割合
こうぜいふう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行成風こうぜいふうの美しいそして余りに上手な尼の仮名文かなぶみは彼女の力ではいつも判読に骨が折れて、まどろいかなしみを味わうのだった。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう手くびの痛くなるほど、お通は、同じ歌を何百枚もかいた、行成風こうぜいふうのやさしい文体が少しくたびれかけていた。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)