“尻拭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しりぬぐ66.7%
しりぬぐい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「呆れた野郎だ、だから叔母さんは、お前の尻拭しりぬぐひで苦勞してゐるぢやないか、その氣だから三十にもなつて、まだ嫁に來手も、婿に貰ひ手もねえ始末だ」
このごろでは流石さすがの同胞たちも、梅子から持ちこまれる尻拭しりぬぐいにえきれなくなって、何でもかんでも断ることにしていたのです。轢死をする前の晩も私のところへ来ましたが、また金の無心むしんです。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
七艦隊司令長官「まあ、それだ。しかし今ぐは困る。日本本土攻略にいて十分なる用意を整えられんことを要求する。只今のような包帯ほうたい組、低能組、変人組、尻拭しりぬぐい組と一緒じゃ御免をこうむる」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)