“書卓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
デスク66.7%
テーブル33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日来て見ると、Kさんの書卓デスクの上に、ついぞ見なれぬ褐色のきたない三六版ほどの厚い書物ほんが載っていた。
聖書 (新字新仮名) / 生田春月(著)
ちつと生意気な奴は書卓デスク附属の器械であるのを忘れて一知半解なまかじりの金融論をする、少しばかりのボーナスを貰うと炭鉱とか日鉄とか直ぐ手を出したがる、事業其物に忠実なものは殆ど無い——
青年実業家 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
彼は又、その家の周囲まはりかんばしいにほひを放ついろいろの草花を植えた。彼の部屋の、書卓テーブルゑてある窓へ、葡萄棚ぶだうだなの葉蔭をれる月の光がちら/\とし込んだ。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)