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罷
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やめ
ふりがな文庫
“
罷
(
やめ
)” の例文
御同前に年はモウ四十以上ではないか、
先
(
ま
)
ず/\ソンナ無益な殺生は
罷
(
やめ
)
にしようと
云
(
いっ
)
て、
笑
(
わらっ
)
て分れたことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
留置
(
とめおき
)
、
預
(
あづ
)
けなどゝ云ふことにせられては、病体で
凌
(
しの
)
ぎ
兼
(
か
)
ねるから、それは
罷
(
やめ
)
にして貰ひたい。倅英太郎は首領の立てゝゐる塾で、
人質
(
ひとじち
)
のやうになつてゐて帰つて来ない。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
陰気に成つて可かんから、話はもう
罷
(
やめ
)
に
為
(
せ
)
う。さうしてもつと飲み給へ、さあ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
犯
(
をか
)
し行かれしとて思ふ如き鳥も
罹
(
かゝ
)
るまじ
先
(
まづ
)
今日は
罷
(
やめ
)
に致し玉へ手柄は何時でも
成
(
でき
)
る事と
押止
(
おしとゞ
)
めけれど思ひ
込
(
こみ
)
たる左京は更に聞き入れず思立しが吉日なり是非とも參りたしと
強
(
たつ
)
ての
懇望
(
こんまう
)
なれば
然程
(
さほど
)
に思はれなば兎も角もと手下の
小賊
(
せうぞく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
マア
兎
(
と
)
にも
角
(
かく
)
にもお互に実地を調べたその上の事に
為
(
し
)
ようと云うので、樺太の境は
極
(
き
)
めずに
宜加減
(
いいかげん
)
にして談判は
罷
(
やめ
)
になりましたが、ソレを私が
傍
(
そば
)
から聞て居て、
是
(
こ
)
れは迚も
仕様
(
しよう
)
がない
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
「ふん。そんなら敵討は
罷
(
やめ
)
にするのか」
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
罷
常用漢字
中学
部首:⽹
15画
“罷”を含む語句
罷出
罷在
罷越
罷免
罷成
同盟罷工
罷違
吹罷
罷在候
同盟罷業
総同盟罷工
罷業
罷工
身罷
罷下
総罷業
罷通
罷道
罷職
罷登
...