“演戯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばい75.0%
えんぎ12.5%
わざおぎ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一度この薬師様が繁昌して、四方から参詣人が集まって来て、このあたりに薬師町が出来て、演戯しばい小屋なども出来たことがありました」
不動像の行方 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ことに君の演戯えんぎが必要だ。命がけの大役だよ。君には大丈夫それがやれる。わけもないことだ。こわがりさえしなければいいのだ。舞台に立ったときのように、ほかの一切のことを忘れてしまうんだ。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
何と御坊ごぼう。——資治卿が胴袖どてら三尺さんじゃくもしめぬものを、大島守なりで、馬につて、資治卿の駕籠かごと、演戯わざおぎがかりで向合むかいあつて、どんなものだ、とニタリとした事がある。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)