トップ
>
演戯
>
しばい
ふりがな文庫
“
演戯
(
しばい
)” の例文
「一度この薬師様が繁昌して、四方から参詣人が集まって来て、このあたりに薬師町が出来て、
演戯
(
しばい
)
小屋なども出来たことがありました」
不動像の行方
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
新公が悶死したことに
就
(
つ
)
いていろいろの噂が伝わった。それによると、米が海産問屋の公子と立待岬から投身したのは、新公が
為
(
し
)
くんだ
演戯
(
しばい
)
であった。
妖蛸
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そこは
瀟洒
(
しょうしゃ
)
な
演戯
(
しばい
)
の舞台に見るような
造作
(
ぞうさく
)
で、すこし開けた
障子
(
しょうじ
)
の前に一人の女が立っていた。それは三十前後の
銀杏返
(
いちょうがえし
)
のような髪に
結
(
ゆ
)
った女であった。
馬の顔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
蔦芳は夜の明けるのを待ちかねて、菊五郎の
許
(
もと
)
へ駆けつけた。菊五郎はそこで小平の衣裳を浅黄木綿
石持
(
こくもち
)
の着附にして、其の
演戯
(
しばい
)
に出たので好評を
博
(
はく
)
した。
幽霊の衣裳
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「見ろ、あの
様
(
ざま
)
を、もう、すぐ
演戯
(
しばい
)
が始まるぞ」
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
主翁
(
ていしゅ
)
は
演戯
(
しばい
)
でも見るような気になっていた。
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「それから
演戯
(
しばい
)
だ」
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“演戯”の意味
《名詞》
演劇。
演技すること。
(出典:Wiktionary)
演
常用漢字
小5
部首:⽔
14画
戯
常用漢字
中学
部首:⼽
15画
“演戯”で始まる語句
演戯茶房