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端坐
ふりがな文庫
“端坐”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たんざ
86.4%
かしこま
13.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たんざ
(逆引き)
鴎外が
芝居
(
しばい
)
を見に行ったら、ちょうど舞台では、色のあくまでも白い
侍
(
さむらい
)
が、部屋の中央に
端坐
(
たんざ
)
し、「どれ、
書見
(
しょけん
)
なと、いたそうか。」
女の決闘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
そして、祠のなかに小さな姿で
端坐
(
たんざ
)
している三太に気がつくと、明るい陽の光りのなかに、まぶしそうに眼を細めて、笑うのである。
南方郵信
(新字新仮名)
/
中村地平
(著)
端坐(たんざ)の例文をもっと
(19作品)
見る
かしこま
(逆引き)
兄
(
あに
)
(権平氏)さんと喧嘩でもする時はチヤンと
端坐
(
かしこま
)
つて、肱を張つて、兄さんの顔を見詰め、それはイキませぬ、と云ふ様な調子でした。
千里の駒後日譚拾遺
(新字旧仮名)
/
川田瑞穂
、
楢崎竜
、
川田雪山
(著)
わななく
手頭
(
てさき
)
を引手へ懸けて、胸と共に障子を躍らしながら開けてみれば、お勢は机の前に
端坐
(
かしこま
)
ッて、一心に壁と
睨
(
にら
)
め
競
(
くら
)
。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
端坐(かしこま)の例文をもっと
(3作品)
見る
“端坐”の意味
《名詞》
正しい姿勢できちんと座ること。正座。
何もせず座っていること。また、ただぼんやり一日過ごすこと。
(出典:Wiktionary)
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“端”で始まる語句
端
端折
端書
端緒
端唄
端然
端近
端々
端居
端倪
“端坐”のふりがなが多い著者
中村地平
高山樗牛
林不忘
二葉亭四迷
泉鏡太郎
神西清
谷崎潤一郎
国枝史郎
泉鏡花
夏目漱石