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千々石
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ちぢわ
ふりがな文庫
“
千々石
(
ちぢわ
)” の例文
単純な説話で置いたらまだしも、無理に場面をにぎわすためかき集めた
千々石
(
ちぢわ
)
山木
(
やまき
)
の安っぽい
芝居
(
しばい
)
がかりやら、
小川
(
おがわ
)
某女の
蛇足
(
だそく
)
やら、あらをいったら限りがない。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
景色のいい
千々石
(
ちぢわ
)
湾の海岸をバスに揺られて
小浜
(
おばま
)
、
諫早
(
いさはや
)
へ出て帰るつもりで
計画
(
スケジュール
)
を立てていたのです。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
これが、天正遣欧使の一人——
千々石
(
ちぢわ
)
清左衛門
直員
(
なおかず
)
から始まっている、降矢木家の紋章なんだよ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
四百年の昔に、
千々石
(
ちぢわ
)
清左衛門がフィリップ二世から拝領したという
梯状琴
(
クラヴィ・チェンバロ
)
は、その後所在を誰一人知る者がなかったのだよ。たぶんあの音は、
截
(
た
)
たれた
絃
(
いと
)
が、震動で
顫
(
ふる
)
え鳴ったのだろう——。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
々
3画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“千々”で始まる語句
千々
千々岩
千々姫
千々岩灘
千々年
千々村
千々和灘
千々岩君
千々種々
千々岩安彦