“ちぢわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千々岩55.6%
千々石33.3%
千千石11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なるとも。愉快、愉快、実に愉快。——愉快といや、なあお隅、今日きょうちょっと千々岩ちぢわに会ったがの、例の一条も大分はかが行きそうだて」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
景色のいい千々石ちぢわ湾の海岸をバスに揺られて小浜おばま諫早いさはやへ出て帰るつもりで計画スケジュールを立てていたのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
その断崖の真下に打ち寄せて来る波は、千千石ちぢわ湾から天草灘あまくさなだを越えて——万里舟を泊す天草の灘、と、頼山陽らいさんようの唄ったあの天草の灘から、遠く東支那海へとつらなっているのでしょう。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)