“立見”の読み方と例文
読み方割合
たちみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向揚幕(むこうあげまく)より役者の花道に出でんとする時、大向う立見(たちみ)の看客の掛声をなすは場内の空気を緊張せしむるに力ある事唄(うた)鳴物(なりもの)に優(まさ)る事あり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
呉服店(ごふくみせ)でも大分(だいぶ)立見(たちみ)をした。鶉御召(うづらおめし)だの、高貴織(かうきおり)だの、清凌織(せいりようおり)だの、自分(じぶん)の今日(こんにち)迄(まで)知(し)らずに過(す)ぎた名(な)を澤山(たくさん)覺(おぼ)えた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
粟餅の立見(たちみ)などをして遅くなったので、急いで帰ります。その途中藤村(ふじむら)で、父からの頼みの羊羹(ようかん)を買いました。藤村は大学の横手にあるよい菓子店です。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)