“狩猟”のいろいろな読み方と例文
旧字:狩獵
読み方割合
かり70.7%
しゅりょう17.1%
かりくら4.9%
まきがり2.4%
やまゆき2.4%
りょう2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「江川のは狩猟かりが好きなのぢやない、あれは病気なのだ、病気にも色々あるが、態々わざ/\あんな殺生病にかゝるなざ気の毒なもんだ。」
「午后は第一学年は修身と護身、第二学年は狩猟しゅりょう術、第三学年は食品化学と、こうなっていますがいずれもご参観になりますか。」
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
頼朝が下野の那須野ヶ原で狩猟かりくらをした折に、林の中から大鹿が一頭飛び出したのを頼朝が見つけ、六郎行秀を召して射て取れと命じた。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
「出羽守が人数をひきいて狩猟まきがりをしたあとは、全村、暴風雨あらしの渡ったあとのごとく、青い物ひとつとどめなかった惨状でござりました。」
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それから押入れを開けてみると、自慢のレミントンの二連銃と一緒に、狩猟やまゆきの道具が消え失せている。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それは忘れもしない——かつて領下の田を、狩猟りょうに出たかえみちに見廻ってくる途中で、松並木に、念仏の名号をかけて、村民たちに説教をしていた配所の流人僧るにんそうである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)