“かりくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狩倉46.7%
狩暮13.3%
狩猟13.3%
狩塲6.7%
狩座6.7%
猟座6.7%
獵暮6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくさとくらべると事はずっと小さいが、人が家々から出て大きな働きをするという点で、よく似ているものには狩倉かりくらがあった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
野辺かけて狩暮かりくらしつゝ、ある時は
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
武士さむらいたちの装束よそおいを見ると、どうやら、狩猟かりくらの帰りでもあったかもわかりません
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すずめがくれの狩塲かりくら
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
「古来山に宿るものは山賊やまがつ山伏やまぶしたぐいにかぎります。豊臣秀吉公や徳川家康公が富士登山をしたという史実がございますか? 大名だいみょう狩座かりくらのほかに山野を跋渉ばっしょういたしません」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
祖父江出羽守の猟座かりくら、山伏山の田万里は、こうしてあくなき殿の我慾の犠牲にえに上げられて、一朝にして狐狸こり棲家すみかと化し去ったのだった。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ひげへても友達ともだち同士どうしあひだ無邪氣むじやきなもので、いろ/\のはなしあひだには、むかしとも山野さんや獵暮かりくらして、あやまつ農家ひやくしやうや家鴨あひる射殺ゐころして、から出逢であつたはなしや、春季はる大運動會だいうんどうくわい