“まきがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巻狩50.0%
卷狩33.3%
狩猟16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武家屋敷の召使や附近の百姓らは総出で、狂犬のあとを追うべく、山や、林や、畑から、巻狩まきがりのような陣立てをととのえたのは、それから長い後のことではありませんでした。
「わし等とつさまの若い時分にや下川したかの向うに鹿がねてゐたもんだつて言ひやんす」と年よりは言ふ。十三代將軍が小金原の卷狩まきがりには、私達の祖父も筑波でとらへた二頭の猪を献上してゐる。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
「出羽守が人数をひきいて狩猟まきがりをしたあとは、全村、暴風雨あらしの渡ったあとのごとく、青い物ひとつとどめなかった惨状でござりました。」
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)