“しゅりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
首領53.3%
狩猟46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの女には、たえず、覆面の首領しゅりょうの眼がついているはずだ。一刻たりと、見張を抜いたのは大きな手ぬかり。或いはもう遅いかも知れんぞ」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いわんやその国に一個の首領しゅりょうを立て、これを君としてあおぎこれを主としてつかえ、その君主のために衆人しゅうじんの生命財産をむなしうするがごときにおいてをや。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
冬という季節は窩人達にとっては狩猟しゅりょう享楽きょうらくとの季節であった。彼らは弓矢をたずさえては熊や猪を狩りに行く。捕えて来た獲物を下物さかなとしては男女打ちまじっての酒宴を開く。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手紙は、弟の二郎じろうと一緒に一週間ばかり前からこちらに来て、毎日狩猟しゅりょうに日を暮しているが、二人だけでは面白くないから、ひまがあれば私にも遊びに来ないか、という文面だった。
火縄銃 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)