“キャプテン”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
船長	66.7%
首領	11.1%
柱石	11.1%
親玉	11.1%

船長

船長（キャプテン）の前で一等運転士の作った出鱈目（でたらめ）の契約書に署名（サイン）する時、何ということなしに為吉はシンタロ・サカモトと書いて終（しま）った。

上海された男 (新字新仮名) ／ 牧逸馬(著)

首領

そして、「首領（キャプテン）^★」の資格で止れと命じた自分の仲間の商人に正体を見破られて詰（なじ）られると、勇ましくその男の頭を射貫（いぬ）いて馬を飛ばして逃げ去った。

二都物語：01 上巻 (新字新仮名) ／ チャールズ・ディケンズ(著)

「首領（キャプテン）」の手当を貰っている者が誰かしらいるという時代では、それはいかにもありそうなことなのだ。

二都物語：01 上巻 (新字新仮名) ／ チャールズ・ディケンズ(著)

柱石

誰とでもほほえみ交して最近のＨＩＴである芝居の評判を話題に上（のぼ）せられるだろうし、そうしてモンテ・カアロの中心に潜り込んでその柱石（キャプテン）たちと混合（ミキサア）し

踊る地平線：09　Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)

親玉

これなる人物は新興コンツェルンの花形として近代日本の産業界に隠然たる大勢力をなす林興業の親玉（キャプテン）、林謹直。

魔都 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)