“ちゅうせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疇昔50.0%
柱石28.6%
沖積21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸王不穏の流言、ちょうに聞ゆることしきりなれば、一日帝は子澄を召したまいて、先生、疇昔ちゅうせき東角門とうかくもんの言をおぼえたもうや、とおおす。子澄直ちにこたえて、あえて忘れもうさずともうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
御三卿ごさんきょうの臣といえば、直参も同様だし、やがては、徳川家の第二の柱石ちゅうせきでもある青年たちが、あまりに、世才せさいに走り、文化に洗練されすぎて、規模が小さく、線が細く
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昔大利根が隅田川に落ちていた時代の河口の沖積ちゅうせき作用を確めることが出来たし、その後、人工によって河洲を埋立てて、下町を作った、その境界も知れるわけであった。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)