巻狩まきがり)” の例文
旧字:卷狩
おまへもならば、将軍様せうぐんさま御手おてにとまつて、むかしは、富士ふじ巻狩まきがりなぞしたものだが、いまぢやふくろう一所いつしよにこんなところへか※んでるのはつらいだろうの。
武家屋敷の召使や附近の百姓らは総出で、狂犬のあとを追うべく、山や、林や、畑から、巻狩まきがりのような陣立てをととのえたのは、それから長い後のことではありませんでした。
「ええ、太平洋の巻狩まきがりね。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)