あき)” の例文
「親分、あきらめた方が無事ですぜ、あれだけさがして見付からないんだから、いよ/\神隱しとでも思はなきア」
「三百八十兩は大金だが、増屋の主人はあきらめてゐるし、奉公人並といつても、養子のお前だ。一生眞面目に働いて、身上しんしやうを肥らせる氣になれば、三百八十兩は安い資本のやうなものぢやないか」