“偽者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にせもの85.0%
イムポースター5.0%
いつわりもの5.0%
にしもの5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳生の藩中と称しておったとすれば、とんでもない偽者にせものでござるから、かってに御処置あるよう——立派に言いきってしまった。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
気違いと嘲けられても、馬鹿と罵られても、叔父が真の叔父か、偽者イムポースターであるか、きっと区別をつけるつもりだ。
「真実の母親なればこそ、子供が泣いた時に手を放したのだ。それにもかまわず引きずるのは真の母親ではない。偽者いつわりものめが」
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
男はそのかみ、神武御東征のとき、偽者にしもの土蜘蛛と呼ばれ、来目くめの子等によって征服されて帰順した、一党のすえであった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)