“イムポースター”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偽者50.0%
詐欺漢50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気違いと嘲けられても、馬鹿と罵られても、叔父が真の叔父か、偽者イムポースターであるか、きっと区別をつけるつもりだ。
もし、今の叔父が偽者イムポースターであるならば、真の叔父は何という数奇な可憐な運命を背負った事であろう。
叔父が確かに叔父その人に相違ないのなら、その人物の好悪よしあしに関係なく、僕は二川家を譲りたいと思う。何故なら彼が正当の相続者なのだから。けれども、もし彼が偽者イムポースターだったら。
が、重武が唾棄だきすべき詐欺漢イムポースターであるとは! 無論確証はない。然し、野村には、そうであることが確かに感ぜられるのだ。
そして、なんと、彼は汚らわしい詐欺漢イムポースターだというのではないか。むろん、それは確実ではない——けれども、僕はそれが確実のように思えてならないのだ。