病氣やまひ)” の例文
新字:病気
去年は主人あるじの病氣でそれどころでなかつたが、十月に、ふと訪れて來た濱子が、なんとなく淋しげだと思つたら、それが最後で、重い病氣やまひになつて
煎薬 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
しゆう大事だいじつとめてれ、病氣やまひながくはるまじ、すこしよくば張弓はりゆみひきつゞいてあきなひもなる道理だうり、あゝ今半月いまはんつき今歳ことしすぎれば新年はることたるべし、何事なにごと辛棒しんぼう/\
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)