“浪風”の読み方と例文
読み方割合
なみかぜ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五百八十もん出してその船に乗れば明日あしたの朝佐賀まで着くと云うので、その船にのった所が、浪風なみかぜなく朝佐賀について、佐賀から歩いたが、案内もなければ何もなく真実一身で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
また松島海軍大佐まつしまかいぐんたいさ令妹れいまいなるかれ夫人ふじんにはまだ面會めんくわいはせぬが、兄君あにぎみ病床やまひ見舞みまはんがめに、暫時しばしでもその良君おつとわかれげ、いとけなたづさへて、浪風なみかぜあら萬里ばんりたびおもむくとは仲々なか/\殊勝しゆしようなる振舞ふるまひよと
今日の船は如何どうしたのか、う/\云う浪風なみかぜで、斯う云う目にあった、しおかぶって着物が濡れたと云うと、宿の内儀かみさんが「それはお危ない事じゃ、れが船頭ならいが実は百姓です。 ...
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)