住居じゅうきょ)” の例文
あたしい住居じゅうきょうつってから一ねんともたないうちに、わたくしはせめてもの心遣こころやりなる、あのお墓参はかまいりさえもできないまでに、よくよく憔悴やみほうけてしまいました。
大通北一丁目二丁目三丁目四丁目と出て、やはり北へ向った幅広の白い一筋道が、元露西亜人の住居じゅうきょしたという旧市街ウラジミロフカへの往還である。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
その代価の事はかくもとして、く私が事を性急にしたのは、この屋敷に久しく住居じゅうきょすればするほどいよ/\ます/\い屋敷になって来て、実に東京第一
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
白丘ダリアは、この事件以来というものは、住居じゅうきょにしている伯父おじ黒河内子爵くろこうちししゃくのところへ帰ってゆくことをやめ、深山研究室の中にベッドを一つ置き、学士と共に寝起きすることとなった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
落城後らくじょうごもなく、城跡しろあとの一三浦みうらぞくはかきずかれましたので、わたくし自分じぶん住居じゅうきょからちょいちょい墓参ぼさんをいたしましたが、はかまえつむっておがんでりますと
江戸定府えどじょうふとて古来江戸の中津なかつ藩邸はんてい住居じゅうきょする藩士も中津に移住し、かつこの時には天下多事にして、藩地の士族もしきりに都会の地に往来してその風俗にれ、その物品をたずさえて帰り
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)