“黒河内子爵”の読み方と例文
読み方割合
くろこうちししゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隅田梅子すみだうめこという婦人と轢死婦人とが同じ衣類所持品をもっていたという暗合、それから黒河内子爵くろこうちししゃく夫人が、行方不明で、今もなお生死が知れぬが、あの少し前に
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
帆村は一名の警官と連れ立って、黒河内子爵くろこうちししゃくを訊ねた。子爵の代りに、例の白丘ダリアが出て、子爵は重態じゅうたいで、看護婦が二人もついている騒ぎだからと云った。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
白丘ダリアは、この事件以来というものは、住居じゅうきょにしている伯父おじ黒河内子爵くろこうちししゃくのところへ帰ってゆくことをやめ、深山研究室の中にベッドを一つ置き、学士と共に寝起きすることとなった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)